「究極のパフォーマンス」を標榜したクルマと言えば、 これまではタイトなキャビン、ごく限られたラゲッジスペースしか持たない2シーターが常識とされてきました。
新たにケーニグセグが創造したGemera / ジェメーラは、世界初にして ケーニグセグ史上においても初となる“4シーター・メガGT”として、この世にその姿を現したのです。
ジェメーラは、エクストリームな“メガカー”(最高出力で1MW / 約1360bhpを超えるモデルを指す)として圧倒的なパフォーマンスと、快適でラグジュアリーなキャビン、そしてひとつの理想像とも呼ぶべき環境性能までを融合させた、まさに唯一無二の存在なのです。
Extreme megacar meets spacious and practical interior
ジェメーラは、大柄な4名の大人を車内に快適に座らせることができ、さらには4名分の機内持ち込み用サイズのキャリーケースを収納するスペースまでを有しています。この事実は、ケーニグセグ特有の“メガカー体験”を、より多くの家族や友人と共有できることを意味するものです。
ジェメーラというモデル名の背景に込められた概念――それは以下の2つのスウェーデン語の単語の組み合わせから読み取ることができます。
“Gemera”―― "ge" (与える)と "mera" (より多くの)を組み合わせることで、"より多くを与えるために“という作り手の想いがそこに込められました。真の“メガカー”としてのエクストリームな機能を一切損なうことなく、より多くの悦びを家族や友人と快適に分かち合うことができる。そんな究極の“4シーター・メガGT”に対して、“Gemera / ジェメーラ”とはまさに相応しいネーミングだと言えるでしょう。
Ultimate performance
1994年の創業以来、ケーニグセグは25年以上に渡って常に究極のパフォーマンスカーを世に送り出すことを目指し続けてきました。初の“4シーター・メガGT”であるジェメーラもまた、その目標を確実に達成することを念頭に開発されたものです。
ジェメーラのパフォーマンスは、内燃機関の自動車、電気自動車(EV)を問わず、世の中に存在するあらゆる2シーターのメガカー / ハイパーカーを確実に凌駕しています。
その一方で、“4シーターGT”としての機能性までを追求したジェメーラの開発の焦点は、長距離ツーリングを確実にこなすことです。家族や友人との快適な旅、さらには誰をも魅了するスタイリング、そして優れた安全性に至るまで、これまでの“4シーターGT”において誰もが経験したことのない、まさに究極のパフォーマンスが実現されているのです。
1700bhp(1.27mW)の最高出力と3500Nmの最大トルクを持つジェメーラは、0→100km/h加速が僅かに1.9秒、400km/hに到達するまでの速さにおいても、確実に世界記録に匹敵するタイムが約束されています。
The Tiny Friendly Giant
ジェメーラに搭載される複数のパワーユニットは、トータルで1700bhp(1.27mW)の最高出力を生み出します。3基の電動モーター(400bhpと1000Nmを発生する電動モーターが左右後輪の駆動軸に1基ずつ。前輪を駆動する300bhpと500Nmを発生するクランクシャフトに直結した電動モーターが1基)からの出力がトータルで1100bhp。
これらに加えてドライサンプ式 2.0L 3気筒ツインターボエンジン(Tiny Friendly Giant / TFG)が搭載され、単体で600bhpの出力を発生。その結果、システムトータルで1700bhp(1.27MW)という、まさに“メガカー”の名に恥じない圧倒的な数値が実現されているのです。
Tiny Friendly Giant / TFGは、未来に向けたパワートレインに対するひとつの理想的な回答です。TFGは、それ以前の内燃機関エンジンと比較してより軽く、より効率的であり、小型バッテリーを用いたプラグイン充電式の電動モーターと組み合わせることで、次世代の再生可能な液体燃料のために設計された燃焼技術を最大限に活かしながら、航続距離の長い新世代のEVよりもクリーンであるとさえ主張することができるのです。
第二世代バイオエタノールや、Vulcanolのような カーボン ニュートラルなエタノール、またはそれらの混合物を充填すれば、純粋なEVと同等の CO2 ニュートラルが達成可能です。また、こうした次世代の再生可能な燃料源に対する供給インフラが整備される現状においても、ジェメーラは E85(エタノールを85%にガソリンを混合した代替燃料)、または通常のガソリンでも走行することが可能とされています。
Plugged in to go further
3基の電動モーターを搭載したジェメーラは、300km/hまで完全な静粛走行が可能で、800Vのパワフルなバッテリーユニットは、単体で最大50kmの航続距離を実現しています(ハイブリッドモードでは950kmの連続走行が可能)。
しかし、そうしたEVモードでの静けさは、ジェメーラの真の姿を包み隠すためのひとつの機能にしか過ぎません。ひとたびTFGを作動させてアクセルを踏み込めば、ジェメーラはまるで地平線の彼方に消え去って行くかのような轟音とともに、実に生き生きとした刺激的な勇姿を披露してくれるのです。
TFGはレゲーラに向けて開発された特許取得済みのKoenigsegg Direct Drive(KDD)と組み合わされ、シングルギアダイレクトドライブで、停止時からトップスピードまで究極のレスポンスを提供します。
3000mmというサイズのホイールベースを持ったジェメーラのボディは、4WSと4輪トルクベクタリングの機能を組み合わせることで、これまでにない俊敏な機動性に加えて、矢のごとく正確な直進安定性までを実現しています。
後輪操舵の機能がワインディングではジェメーラを俊敏にコーナリングさせ、街中では小型実用車に匹敵するような旋回半径までを実現するのです。
全輪ステアリングと全輪トルクベクタリングの組み合わせは、ステアリング / ドライビングフィールに対する無限のチューンアップ性を実現するだけでなく、いかなる環境にも適応した正確かつ快適なロードゴーイング性能までをもたらし、ジェメーラが地球上で最も楽しく安全なクルマのひとつであることを、ドライバーに実感させることでしょう。
Safety in focus
ジェメーラは、世界基準のあらゆるホモロゲーション獲得を目指して設計された、最も安全性の高いメガカーのひとつです。非常に強固なCFRP製モノコックタブ、6つのスマートエアバッグ、スタビリティコントロール、トラクションコントロール、ABS、さらには新世代のADAS 2.5までを備えています。
しかし、ケーニグセグはそれだけでは納得せずに、さらに4WSと4WD、4輪トルクベクタリングまでを備えることで、ジェメーラにまさに究極とも呼ぶべき安全性を与えたのです。後部座席にはISOFIXも装備し、小さな子供でも安心してドライブを楽しめるよう徹底した配慮までなされているあたりも、“4シーターGT”ならではと言えるでしょう。
100% four-seater, 100% Koenigsegg
“4シーター・メガGT”という全く新しいカテゴリーのクルマとして誕生したジェメーラですが、そのスタイリングはケーニグセグの伝統を正しく継承しています。
ジェット戦闘機にインスパイアされたラップアラウンド式のフロントガラスの形状は、まさにその象徴です。
その他にも細く隠されたAピラーや短いオーバーハング、大型のサイドエアインテーク、そしてフロントセクションのデザインは1996年に発表されたプロトタイプモデル、ケーニグセグCCを彷彿させます。
Koenigsegg Automated Twisted Synchrohelix Actuation Doors(KATSAD)と呼ばれる、巨大な跳上げ式のドアが採用されているのもケーニグセグらしさのひとつです。強靭なカーボンファイバーモノコックタブ採用により、Bピラーを排除することが可能となり、2ドアながらリヤシートへのアクセスが容易なものとされているあたりもポイントと言えるでしょう。
Koenigsegg Gemera.
The world’s first Mega-GT.
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KOENIGSEGG'S PATENTED DIHEDRAL SYNCHRO-HELIX DOORS
THE GEMERA’S B-PILLARLESS DOOR SYSTEM
強固なCFRP製モノコックシェルの採用によりBピラーが排除されたことで、印象的な4人乗り居住スペースへの乗り降りも非常にスムーズに行うことが可能です。
KOENIGSEGG AUTOMATED TWISTED SYNCHROHELIX ACTUATION DOORS (KATSAD)
ケーニグセグが特許を取得した特徴的な“synchro-helix door”は、従来の2シーターのモデルに比べてそのサイズが大型化されています。ドアの長さが追加されたことで、開けた状態での最高頂点は高くなりますが、開閉時に必要な横幅自体は通常の2シーター・モデルと同様です。こうした機能と造形美を融合させる点が、クリスチャン・フォン・ケーニグセグが追求するドアソリューションの特長なのです。
EXTREME MEGACAR MEETS SPACIOUS AND PRACTICAL INTERIOR
ジェメーラは、4名の大人が快適に座れ、4名分の機内持ち込みサイズキャリーケース収納スペースまで備えています。こうした余裕あるスペースを提供することで、ケーニグセグ特有の“メガカー体験”を家族や友人と共有することを可能としました。これはジェメーラが、ケーニグセグが何年もかけて作り上げてきた夢を具現化した、まさに革新的で新しいカテゴリーの自動車であることを意味しています。
A TRUE FOUR-SEATER WITH A SPORTY INTERIOR
余裕のある居住空間に設置された4つのシートはすべて同じ形状で、様々な体型に合わせて理想的なサポートを可能とするメモリーフォームを内蔵しています。これは初代モデルCC用のカーボンバケットシートや、“メガカー”の概念を確立させたOne:1用のシートにも採用されたケーニグセグ独自の機能です。
EVERYDAY USABILITY
ジェメーラの居住スペースには、8つのカップホルダー (ホットとコールドを 1 人あたり 1 つずつ)、複数の小さな収納コンパートメント、4 つの読書灯が装備されています。後部座席には独立したオートエアコン、11スピーカーの音量調整が可能なオーディオシステム、前後座席での携帯電話の充電にも対応しており、車載無料Wi-Fiシステムに、スピーカーへのタブレット接続等のすべてがワイヤレス接続にも対応しています。
STEERING WHEEL WITH GRAPHICS SCREENS
ジェメーラには、ジェスコのために開発されたアクティブで多機能なステアリングホイールシステムが採用されています。中央のグラフィックスクリーンと各スポークに触覚 フィードバックタッチスクリーンボタンを搭載しています。
A CLEAN AND EXTREME POWERTRAIN
1700bhpの出力と3500Nmのトルクを誇る新開発Tiny Friendly Giant(TFG)エンジンは、ジェメーラの兄弟車であるレゲーラに向けて開発された実績のあるシングルギアのダイレクトドライブ方式Koenigsegg Direct Drive(KDD)を採用することで、停止時からトップスピードまで一切淀みのない、究極のレスポンスを提供します。
ジェメーラには小型ながら大容量の800Vバッテリーパックが搭載され、EVモードでは最大50km、ハイブリッドモードでは高速道路巡航速度で950kmの連続走行が可能とされています。トータルでの航続距離は合計1000km、まさに新世代のコンチネンタルツアラーに相応しい理想的な性能を備えているのです。
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