A DREAM COME TRUE
CC8Sーークリスチャン・ケ-ニグセグのこれまでに無いスーパーカ-を創りたいという、揺るぎない想いが形となったケ-ニグセグ初のプロダクションモデルです。CC8sは、およそ8年の開発期間が費やされ完成に至りました。
シンプルなデザイン、エレガントさに効率性を追求して誕生したCC8Sは、競合する同世代のモデルと一線を画す極めて高い完成度を誇り、その美学や哲学、機能面からCC8Sは、ケ-ニグセグの礎となる歴史的モデルです。
CC8Sのプロトタイプは2000年のパリサロンで発表されたのち、初の受注を獲得、2002年~2003年で僅か6台が製造(内2台は右ハンドル)されました。
CC8Sでは、フォ-ド製V8モジュラ-エンジンがベ-スとされていましたが、OBD機能の追加や655馬力を発生しつつ排ガス規制にも適合し、より確かな信頼性とドライバビリティの実現に向けて、鍛造ピストン、コンロッド、集合式エキゾーストマニホールド、ラムエアインテ-ク、大型インタ-ク-ラ-付ス-パ-チャ-ジャ-、ドライサンプ方式が採用装備されました。更にエンジンヘッド周りでは、新たなカムシャフトとインジェクタ-が採用されたのに加え、ヘッドボルトの強化等様々な箇所がアップグレ-ドされています。
排気の障害となる触媒コンバーターを装着しながら、必要なパワーを得るために、クリスチャンは "Rocket cat "の原理を発明し、特許を取得しました。このシステムは、高回転時にプレ触媒の排圧が上がると、自動的にバイパスされ、メインの触媒に直接オーバーフローする形で作動します。このスキームは、メインの触媒が適応温度に到達していなくても、いつでも効率的に作動できるようになっています。"Rocket cat可動部品のないシンプルで巧妙なソリューションであり、この解決策によって、100bhp以上も向上することができました。
CC8Sは、格納可能なカ-ボン製ル-フとケ-ニグセグの特徴でもある「Dihedral synchro-helix door-(ディヘドラルドア)」のパイオニアとしても知られています。
CC8Sは、最もパワフルな市販エンジンの「ギネス世界記録」や、ドイツの「Red Dot」とスウェーデンの「Utmärkt Svensk Form」から優れたデザインに贈られる賞など、いくつかの賞を受賞しました。
2004年には「TopGear」のジェレミー・クラークソンは、CC8Sをフェラーリ、ランボルギーニ、パガーニ等が候補に挙がる厳しい競争の中、2004年のお気に入りスーパーカーに選びました。
それだけでなく、CC8Sは「EVO」誌から5つ星を獲得しました。
*全てのCC8Sはファクトリーでメンテナンスやアップグレ-ドを受けることができ、アフタ-サ-ビスも充実しています。